TLT(テロメアレンスニングセラピー)

遺伝子治療は、1990年に世界で初めて実施された後、2011年以降に世界各国で多くの成功例が報告されるようになりましたが、今後はさらに本格的な遺伝子治療の時代に突入すると言われています。そして、その遺伝子治療の中で現在注目されている「TLT」(テロメアレンスニングセラピー)は、最先端医療技術を駆使して安全性を重視したテロメア伸長施術のことであり、いわゆる「老化治療」とも言うべき遺伝子治療です。

 
これまでの遺伝子治療は、ウイルスベクターを染色体(DNAとタンパク質の集合体)に組み込んで遺伝子として働かせる作用を期待していましたが、ベクターが染色体の間違った場所に組み込まれることで、副作用の危険性が生じることが大きな問題となっていました。しかし、「TLT」(テロメアレンスニングセラピー)で使用される「AAVベクター」は、染色体に組み込まれずに遺伝子に触れることがないテロメラーゼ発現遺伝子(いわゆる潜伏遺伝子)として働くので、安全性が高い点が大きな特徴となっています。

 
現在、遺伝子治療用ベクターの「204」の臨床研究において、遺伝子治療全体の約7.9%(2017年時点)に免疫感受性が認められている以外は重大な副作用は確認されておらず、またヒトの細胞や皮膚、老齢マウスにhTR発現遺伝子を送達しても、これまでネガティヴな副作用は出ていないようです。
 


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